ippei


イナムラキャビン・ヨガスクール代表。ヨーガ指導者。

パーソナルトレーナー・スポーツインストラクターとして活動していたころにヨーガに触れ、興味を持ち始める。Eclore Yoga 花井美紅 師の下で学び、実践していくにつれて、その伝統や精神性に魅了され、現在も総合的にヨーガの学びを深めている。

2016年、鎌倉市稲村ガ崎にセルフリノベーションでスタジオを創り、自身が代表を務めるヨガスクール「イナムラキャビン」を創立する。

2018年、鎌倉市坂ノ下、鎌倉の大仏で有名な長谷駅の近くに新たにスタジオを創り、主にインストラクター養成に力を入れている。

 

■全米ヨガアライアンス認定校イナムラキャビン・ヨガスクール 代表

■インド中央政府公認S-VYASA認定ヨーガ教師

■日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ教師

■日本ヨーガ療法学会 学会員

■NPOヨーガ療法士協会神奈川 会員

■Manduka Japan アンバサダー

 

 

Power Plate® Beauty Exercise 監修

CS放送 GAORA SPORTS『ほぐして 鍛える ヨガトレ!』 出演中

ヨガフェスタ横浜2017 講師

 

 

《Message》

ヨーガを学ぶにあたって大切なことは「個別性を理解して、自尊心を高めていく」ということです。人は一人一人違う存在です。人と比べる理由がありません。

また「ある」とか「ない」とか、「出来る」とか「出来ない」などといった対立感情は、個別性を理解していないが故に外に意識が向いて芽生えてしまう概念です。こういった対立感情からは「私は出来ていない」とか「私なんか・・・」といったような劣等感が芽生えます。これは個別性の理解がなく、外的意識が生み出した執着です。

 

このようなサイクルから脱却するために、個別性を理解し、対立感情に惑わされない訓練をしていくことが、ヨーガの本質的な学習と言えます。

 

マスメディアやSNSは大切な情報を与えてくれます。またIOTが進み、ほとんどの物事がインターネットを経由するとても便利な世の中になってきていますね。

 

しかし、効く薬には副作用があります。

この便利過ぎる世の中は、あれをしなきゃいけない、これをした方がいい、といったようにもっと!もっと!と執着心をあおってきます。

 

生存そのものが主な目的であるはずの人間が、もっと便利に、もっと快適に、と走り続けた結果、本来の目的を通り過ぎて、行き先を見失っているような気がするのは私だけでしょうか。この副作用は重大な問題です。

 

人間には心や思考を超えた、魂レベルでの叡智があります。ここぞというときには必ず力を発揮する潜在的なパワーです。

そんな力が宿っているので、ふと立ち止まって冷静に考えることさえ出来れば、本当に大切なものは何かと気がつくことが出来るはずです。

ですがこのスピーディーな資本主義社会に麻痺してしまい、そもそも立ち止まり方や、休み方自体がわからなくなっている方が多いように感じます。超難解な方程式は解けるのに、なぜか一番はじめに習うような最も基礎的な問題が解けなくなっているような気がしてならないのです。

 

「インターネットの使用時間が増えるにつれて、若者の幸福度が下がっている」というデータもあるそうです。

つまり、本来備わっているものに気がつく余裕がないのです。

これらの問題はSNSやIOTが悪いのではなく、情報の受け取り方に問題があるのです。

先に述べたように、ふと立ち止まったり休んだりする時間、そして何が本当に大切なものなのかを冷静に考える時間があれば良いのです。

 

...

ヨーガとは、まさしくその「時間」を与えてくれるものなのです。

...

 

伝統あるヨーガは、時代を問わず受け入れられ、そして脈々と受け継がれてきました。その時代に生きる人々の様々な問題を解決出来る多様性と、その奥には揺るがない絶対的な真理があったからです。

 

今この時代におけるヨーガの役割は、人々に立ち止まる時間、冷静に考える時間、そして休む時間を与えることなのです。

 

ヨーガ指導者はいろんなスタイルや伝え方があって良いと思いますが、ただのポージングやアクロバットを教えるヨーガにはならないようにして欲しいです。あのポーズが出来るようになったとか、ここが硬いから出来ないといったような考え方は、更なる対立感情をあおり、また新たな執着を生み出す時間になりかねません。このようなヨーガは今の時代には合わないのです。

 

ヨーガの本質的な知識や技術は、実践だけでは成立しません。また逆に机の上だけでも成立しません。バランスよく学び、実践していくことで、執着が自然と離れていきます。大切なものを覆っていた霧が晴れて、ありのままでいいのだと、魂レベルでの叡智にたどり着きます。そのとき、「ある」とか「ない」とか二極化する対立感情に惑わされなくなります。

自分にも他人にも優劣をつけないフラットな自分が見つかるのです。

強さと優しさのエネルギーが内側で静かに燃える感覚があり、何事も受け入れる柔軟さと、乗り越える強さが湧き出てきます。

 

今の時代に生きる私たちは、このようにヨーガを学んでいくと良いのではないでしょうか。

またそのお手伝いが少しでも出来るよう、これからもヨーガを学び伝えていきます。

 

最後までお読みいただき有難うございました。

ippei